PM2.5はやや安定傾向にあるのか?ないのか?
中国の北京市環境保護局の発表によると北京市内の大気中の平均濃度が2014年1月~6月までの上半期に計測されたPM2.5濃度が35マイクログラムという基準値の2.5倍を超える91.6マイクログラムとなった。
2013年の数値と比べると11.2%改善したということでかなり前向きに改善されているというポジティブななコメントとなった。
2014年は日本国内でも大々的に報道された通り2月に深刻な大気汚染が確認されたことで一気にPM2.5の平均濃度を押し上げる結果になったものの5月と6月は雨量が多くPM2.5が拡散したことで濃度が下がったという分析が行なわれた。
なお、そのほかの大気汚染物質の濃度も対2013年比で改善しているとのこと。
しかしながら根本的な解決に至ってはいないため今後、中国には抜本的な対策の必要性を国際社会が圧力をかけ続けていく必要があることは明白である。
日本国内でも梅雨の時期に突入したこともあり、九州地方を中心に猛威を振るっていたPM2.5もやや安定傾向にあることが見受けられる。
これらを総合すると大気汚染ということでやはり気象との因果関係は強くあることを認めざるを得ないのが現状である。
これから夏に入り、雨天が少なくなってからの状況を踏まえて各人対策が必要であると思われます。